向き不向きは「ない」
ねぇ、うさぎさん。チェロに向いている人、向き・不向きってあるの?
向き・不向きをどう定義するかにもよるんだけど、私は向き「ない」と思っているよ。
そうなの?
でも、楽器が大きいから身長が高い人がいいとか、手が大きいほうがポジションを取りやすいとか言わない?
よく言われるけど、身長が低くても、手が小さくても弾いている人はたくさんいるんだもん。
確かに、バスケットボールとかは身長が高かったり、ボールをつかみやすいように手が大きいほうががあるほうが有利だけど、
チェロではそんな大きな問題にはならないんだよ。
大切なのは「まじめに反復練習に取り組む姿勢」
それよりも重要なのは、まじめに反復練習に取り組む姿勢なんじゃないかな。
そういう意味でいうと、「徹夜の一発逆転タイプ」ではなく、「地道にコツコツ続けていくタイプ」のほうが早く上達すると思う。
これは、音楽大学でチェロを専攻していた人に聞いた話なんだけどね。
「お昼過ぎに、たった1小節を何回も練習しているチェロの友人を見たんだ。
夕方にもう一度見かけたら、まだ同じ小節を繰り返し練習していたんだ!
数年後、その友人はプロのチェリストとして有名になった」
(驚) まじめに忍耐強く練習するのが、近道なんだね。