先日、このブログについて「妻に1時間ダメだしされた件」は記憶に新しい。
まだ傷も癒えていない満身創痍の状態だが、頑張ってブログを続けたいと思う。
『クソつまらん』
妻:今、「育児」もやっているんだから、「子どもとチェロのふれあい」みたいのを書いたらどうなの?
はい、さっそく採用させていただきます。
というわけで、「娘とチェロのふれあい」と題して、0歳児から現在(2歳)までの「娘とチェロ」について投稿させていただきます。
特に、演奏会のたびに、チェロのお弟子さんたちから「子供がいて大変でしょ。どうやって練習しているの?」と聞かれるあたりを、紹介したいと思います。
お腹の中にいるとき
チェロは胎教に良いと聞いたこともあり、妻の近くでサラサラと弾いていた。
たまに音に反応して、お腹の中で動いてくれたりして嬉しかった。
そう、練習できていた。
0歳児前半の娘とチェロ
ついに彼女が「外の世界」へ出てくる。
嬉しい反面、心配なことが増える。
■心配なこと
それは、自分のチェロが奏でる「つたない音程」だ。
最初は「自分の変な音程のせいで、『音楽がダメな子供』に育ったらどうしよう」とか心配して弾くのをためらっていた。
しかし、妻から「ピアノに触らせているから大丈夫よ。」「あんたのチェロには期待していないから。」とのことだったので、
徐々に安心してチェロを弾くようになった。
■オリの中でゴロゴロ
さて、0歳児は基本的にベビーベットの上でゴロゴロしている。
だから、チェロに危害を与えられることはない。
程よい関係
■大きな音に敏感な0歳児
しかし、チェロを弾いた瞬間に「泣かれる」のだ。
特に低いC線が苦手。
弾けば泣いてしまうので、家で弾くことはほとんどできなかった。
昼寝したら弾けるかなと、思って弾いてみたことがあるが、案の定、起こしてしまい、
妻には「せっかく寝かしつけたのに」と「にらまれる」のである。
そう、練習できないのだ。
■対策
仕方がないので、発表会前などは妻に子守をお願いして、カラオケに練習に行くようにしていた。
0歳児後半の娘とチェロ
■機動力の飛躍的向上
0歳後半になるとベビーベットという閉鎖空間を卒業する。。
つまり、「そこら辺の床に転がりはじめる」。
「摺りバイ」や「つかまり立ち」ができるようになり、チェロに「寄ってたかって」くる。
チェロに寄ってたかってくる
そして、幼児の「なんでも口に入れて確かめる」という習性が、ついに「チェロに危害」を与え始める。
■喰われる
そう、エンドピンやペグを食べるのだ。
ペグなんて、よだれだらけだ。
「ちょっと休憩」とチェロを床に置けば、即座に「捕食」される。
犠牲になった“糸を引く”渦巻き
■鬼のオールダウン
さらに、「つかまり立ち」を習得すると、チェロにつかまり始める。
そして、なぜかボウイングの弓の先に位置取り、「自ら刺さり」に来たりする。
アップボウにしてしまうと彼女を突き刺すことになるので、弓順は「オールダウン」が強制される。
そう、練習できないのだ。
■対策
しょうがないので、抱っこヒモ入れておんぶして弾く「子連れ狼スタイル」で練習していた。
1歳児は体重も軽いし小さいので、背負いながら弾くことは容易。
しかし、音程が悪いと、「わき腹をキック」される。
1~2歳児の娘とチェロ
■ふつうの人間
このころになると、もう、ふつうの人間だ。
普通の機動力を有するので、ちょこまかちょこまかとチェロの周りを歩き回る。
■子連れ狼の限界
1歳児で出来ていた「子連れ狼スタイル」も、体重が増え大きくなるため「限界を迎える」。
一度やったことがあるが、腰は砕けそうになるし、汗はだくだくでとても練習できない。
■すべてが彼女のおもちゃと化す
そして、チェロを放置しておくと、「f字孔や駒」に「色々詰め込まれる」。
チューナーなんてつけていたら、即座に外されて、どこかに「隠され」てしまう。
■かまってちゃん
また、「かまってちゃん」が強くなるのも2歳児だ。
ちょっとチェロ弾くと自分が放置されたと思い「チェロ弾かないで―!!」と「弓を取り上げにくる」。
そう、練習できないのだ。
■対策
仕方がないので、昔使っていたチェロと弓を「生贄」にし、彼女が気を取られているすきに練習している。
本日の妻の一言
練習できないアピールばっかりだけど、子供を言い訳にしないでちゃんと考えて練習しなさいよ。
はい…。