【チェロ、始めたい】独学じゃダメなの?レッスンに行かないといけないの?

実は、ほぼ独学で2年間続けていました

くじら

ねぇ、うさぎさん。
チェロやってみたいんだけど、やっぱりレッスンに行かないといけないの?
「独学」じゃダメ?


うさぎ

そうだよね、誰もが「できればお金をかけてまでレッスンに行きたい」とは思わないよね。
自分もテニスの経験上、「レッスンはプロになる人が受けるもの」という認識があったのと、
レッスンに行く「お金」がなかったからレッスンにはいかなかったんだ。


うさぎ

だから私は「最初の2年間はほぼ独学」だったんだ。


くじら

え、そうなの??


うさぎ

でも、15年の経験から、チェロを本気で続けたいのであればレッスンや先生につくのは「絶対に必要」だと断言できるんだ。

うさぎの経験から ~悪いクセがついてしまい、成長の足を引っ張った~

うさぎ

チェロを始めた2年間は、大学のオーケストラに所属していたので、先輩や経験者の方が教えてくれたんだけど、所詮は素人。
それよりも演奏会に向けて曲を何とか弾かなくちゃいけないから、
「無理やり音を出すようなクセ」
が知らないうちについてしまっていただ。


うさぎ

2年経ってから、チェロをもっと続けたいと思い、レッスンに通い始めたんだ。
ただ、先生に言われたまず一言目が、これだったんだ。


うさぎ

「悪い癖がついてしまっているので、これを取るところから始めましょう。」
「取るのに、だいたい1年から2年ぐらいかかってしまうかもしれないね


くじら

ええええ~!


うさぎ

うん、たしかに無理に弾いている自覚はあったんだけど、まさか「年単位で癖を取る」羽目になるなんて…と。
まさかのマイナスからのスタート。まったく楽器にも触ったことのない初心者で始めた人のほうが、断然良かったんだ。
つまり「余計な回り道」をしてしまったんだ。

うさぎ

チェロは最初が肝心で、最初こそ、レッスンに行って「正しい基礎」を身にしみこませないと、後々苦労するんだ。

おはしとチェロの共通点 ~最初が肝心~

うさぎ

話は少しずれてしまうんだけど、最近「チェロ」と「2歳児のおはし」も一つの例になるかもしれない。


くじら

おはし??


うさぎ

おはしって、「小さいころの癖」が出やすいよね。


くじら

自分もあんまり自信ないけど…。


うさぎ

最近の2歳児ってどうやってお箸の持ち方を覚えると思う?
ママ友に教えてもらったんだけど、最近はこういう練習用のおはしがあるんだ。
実際に使ってみたら、2歳児がものの数回でご飯をつかめるようになるんだ!
リングが3つついているだけなんだけど、「きれいな持ち方」でおはしの練習ができるんだよ。


エジソンのお箸(リンク先:Amazon
※なんと成人用もあります

うさぎ

チェロって、楽器だからきれいな音を出すことははもちろんだけど、
「魅せる楽器」でもあるから「正しいきれいな弾き方」ができていないと、かっこ悪い。
大人になっておはしの持ち方が汚い人、みたいに見えてしまう。


くじら

おはしも、チェロも「最初が肝心」ってことだね。

テニスとチェロの共通点と相違点 ~楽しむレベルの違い~

うさぎ

自分はテニスが長かったので、テニスとも比較してみるね。
テニスは比較的身近なスポーツで、たとえば親が子供にもある程度は教えられる。
けれど、やっぱり親に教えてもらうより、教室や団体に所属してコーチについてもらったほうが上達が早いし、
何より「基本がしっかり」しているんだ。


うさぎ

だから試合をしていても、うまい人はなんとなくわかる。
試合の上位はたいてい、小さいころからしっかりコーチを受けている「ジュニア上がり」の選手が占めるんだ。


くじら

でも、テニスは勝負のスポーツだから、そりゃレッスン受けたほうがいいに決まってるよね。
でも、テニスを「楽しむ」ぐらいでいいなら、わざわざお金を払ってレッスン受けなくてもいいじゃない。


うさぎ

自分もそう思っていたんだよね。そこが、チェロとテニスの違いだったんだ。
テニスは独学でもある程度までならプレイを「楽しめる」レベルにはなるんだ。
けど、チェロを「楽しめる」レベルって、「かなり上」のほうにあるんだ。
独学だけでは、このレベルにたどり着けないことを、やり始めて気づいたんだ。

 

レッスンに行って良かったこと ~強制感~

くじら

うさぎさんが、レッスンにってよかったことって何?


うさぎ

いくつかあるんだけど、やっぱり「嫌でもチェロを続けなければならない」ということかな。


くじら

え?


うさぎ

人ってやっぱり怠けものだから、レッスン=テストがないと、絶対練習なんてしなくなるんだよね。
レッスンを受けていれば、「今週末はレッスンだから練習しなくちゃ」と嫌でも練習することになる。


くじら

強制感ですか…。


うさぎ

社会人一年目に、1年ほどレッスンを中断したことがあったんだけど、やっぱりチェロに触れる機会は減ってしまったんだ。
途端に弾けなくなったり、昔の悪い癖が出てしまったし、その1年はほとんど成長しなかった。


うさぎ

コツコツでも続けないと、サーっと弾けなくなるのがチェロかなぁ。個人差はあると思うけど…。


うさぎ

だからレッスンは、自分にとっては「定期健康診断」みたいなもので。
ほら、健康診断に向けて向けてダイエット頑張ったりするでしょ。そんな感じ。
ほかにはこんな感じかな。

  • 色々な曲に出会える
  • 色々な人に出会える
  • CDで聴くのもいいけれど、弾くともっと良いことがわかる
  • 老後の楽しみが増える
  • アンサンブルやピアノとの共創の楽しさを知ることができる
  • 着実にレベルアップできる(下手になることはない)

とはいえ、決めるのは自分

うさぎ

と、ここまで、どこかの教室のステマのようにレッスン受けないとダメだよと説明してきたんだけど、
独学でも始めやすい楽器にはなってきたと思うよ。


うさぎ

自分がチェロを始めた頃は、Youtubeなんてなかったからプロの演奏を簡単にみることはできなかったし、ネットにはチェロの弾き方の情報もたくさん載っている。チェロの人気も高まって、初心者向けのチェロ入門書籍も多く出てくるようになってきた。
そう考えると、昔に比べるとハードルの高い楽器ではなくなってきているとと思うんだ。

チェロが弾ける本(リンク先:Amazon


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うさぎ

ただ、感覚的なところが大部分を占める楽器なので、文章や写真じゃ伝わらないのが難しいところ。
だから、直接会って教えてもらうレッスンが有効なんだと思う。


うさぎ

でも、技術が進歩したら、センサーとかを腕に着けるだけでロボットがレッスンしてくれたり、なんて時代も来るかもしれない。


くじら

どんどん身近な楽器になるといいですね。